マネジメントとは?

研究紹介
担当講義
経歴
所属学会
研究業績
連絡先
リンク
私の考えるマネジメントとは?

研究紹介

【高知工科大学マネジメント学部での研究活動】

(1)地理学研究
我々が住む地球には、様々な物理現象が発生しているとともに、人類の生産・消費活動が営まれていますが、その特徴は「地域」によって大きく異なります。例えば、「なぜ、木曽川を挟んで発音のイントネーションは変わるのか?」、「鰹のタタキはなぜ高知で発展したのか?」、「日本では地震や火山が多いのに対し、イギリスでは少ないのはなぜなんだろう?」など。
地理学は、このように様々な人文的・自然的な問題に対して、時間的・空間的スケールで分析することで「場所(地域)の特性」を理解し、人類がすべて平等に、平和に、豊かに過ごすための知識や方法を提示することを目的としている学問です。
高知工科大学マネジメント学部の学生に対しては、地理学の範囲の中で、人文地理学を対象とした研究を行ってもらっています。
人文地理学で扱う対象:
「土地」とそこで取れる「産物(食べ物、菓子類)」、「人々(民族)」の「生活の仕方」や「文化・宗教」「言語」、「交易」「政治」「社会福祉」「インフラ整備」など


(2) 環境マネジメント
近年、地方自治体においては国内景気の低迷から執行する予算が限られたものになってきています。この流れは環境分野にも例外ではなく、真に必要な環境プロジェクトの執行が望まれています。
このためには、住民の環境整備に対するニーズを適切に把握するとともに,環境資源から得られる効用と整備コストを推定する経営モデルの提示が必要であり、これにより、地域住民が感じる価値に見合った事業の立案・維持管理運営が可能になるだけでなく、環境事業の住民に対する説明責任を果たすことができます。
そこで、既存の環境経営概念とは異なった,環境という“資源”をもとにして、住民が望む環境整備のあり方について考え、環境資源がもつ効用を次世代に渡り維持管理していく新しい“地域環境経営”システムを提案していきます。


【個人的な研究活動】

(1) 流域の土砂災害情報の取得手法の高度化、モニタリング手法の確立(流域情報学)
我が国の自然・生活環境を防災という視点から見ると、地すべりや急傾斜地崩壊などの土砂災害が多発するなど必ずしも恵まれていません。一般に、土砂災害が発生すると、河床に大量の土砂が堆積し、それが大規模降雨時において下流部へと流出し、社会基盤の破壊や生態系の擾乱など大きな影響を与える結果となります。このような土砂災害を抑制するためには、適切な砂防計画や流域管理計画が必要ですが、これを実現するためには土砂災害箇所の位置や規模、その植生回復状況を明らかにするとともに、それを一元的に管理するシステムの構築が重要です。
そこで、土砂災害情報の取得技術の高度化を図り、GIS・リモートセンシング技術・現地観測システムを組み合わせた流域監視システムの構築を通して、土砂流出対策の立案を支援していく研究を行っています。

担当講義

都市環境論、プログラミング基礎、プログラミング実践

経歴

1989年3月 三重大学 農学部 林学科 卒業
1991年3月 三重大学 生物資源学研究科 森林資源学コース 修了
1991年4月 日本工営(株) 情報システム部 入社
1998年12月 (財)砂防・地滑り技術センター 流域総合土砂整備研究会 出向
2005年10月 高知工科大学 社会マネジメント研究所 PD研究員
2008年4月 高知工科大学 マネジメント学部 講師
(現在に至る)

所属学会

日本地理学会、砂防学会、日本リモートセンシング学会

研究業績

【研究論文】

  1. 馬渕 泰(2005):多摩中央公園の熱環境特性とその環境経済性, 四万十・流域圏学会誌, Vol. 4, No.1, pp.8-16
  2. Ibrahim A. N., Y. Mabuchi, M. Murakami(2005): Remote Sensing Algorithms for Monitoring Eutrophication in Ishizuchi Storm Water Reservoir in Kochi Prefecture, Hydrological Science Journal, 50(3), pp.525-542
  3. 馬渕 泰、那須清吾、村上雅博(2011):地域環境経営システムの構築に関する研究, 四万十・流域圏学会誌, Vol.10, No.1, pp.9-20
  4. シンチテーション法を適用した芝地の熱環境特性, 四万十・流域圏学会誌, Vol.10, No.1, pp.21-28

【主な著書】

  1. 「GISソースブック」古今書院、分担執筆(第38章 都市の地域環境管理へのGIS利用) (1996)
  2. 「流砂系における流域土砂管理」山海堂、分担執筆(第3章、第5章) (2001)

連絡先

電話 088-821-7142(内線1612)
電子メール 
居室 A612

リンク

四万十・流域圏学会:http://www.lab.kochi-tech.ac.jp/shimanto/

私の考えるマネジメントとは?

マネジメントとは、「無駄を低減させるツール」である。
1960年代の高度経済成長時代から1980年代のバブル成長時代にかけて、日本は経済成長・効率性重視の施策が推進され、施設整備などハード面の拡充が積極的に行われてきました。 しかし、社会基盤の整備が進み安定成長時代に入ると、高齢化と少子化,経済成長率の低下と投資余力の減少が進行する中で、国土・建設・情報などあらゆる資本整備をおこなう際には、住民にとって必要なものは何か?整備したものが最大限効果を発揮するためにはどうしたらよいか?長い期間使い続けるためにはどうしたらよいか?等、将来を見据えた効率的な事業立案・運営の視点が求められるようになりました。マネジメントは、事業の立案、組織化、先導、制御の4つのマネジメント技法を通して、上記の視点に解決策を与えるとともに、無駄を少なくする事業実施のあり方を導出し、受益者のニーズに合致した事業立案をサポートすることを目指すものなのです。